伸びやかな「ウチナーグチ」(沖縄の言葉)の声が響いた。7月29日、沖縄県うるま市であった演劇集団「比嘉座」の公演。座長の比嘉陽花(はるか)さん(35)が舞台に立った。
「わったーや若さるとぅちねー戦世(いくさゆ)やたんやー」(私たちの若いときは戦争の時代だったね)
比嘉さん演じるおばあが寝ていると、少女だった自分が現れる。沖縄戦の激戦地だった本島南部で、ガマ(壕(ごう))に隠れて戦火を逃れた。
客席で、おじいが深くうなずく。脇で母親に連れられた少女が、じっと見つめていた。
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