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昭和史のかたち

語るべき戦争の「もう一面」=保阪正康

上から、大本営発表(1942年の南方作戦時)、激戦地ガダルカナル島(42年)、同島からの「無言の帰郷」(43年)

戦死者の実像直視を

 太平洋戦争の終結から73年を迎えた。この戦争についてこれまでの間、大まかなことは語られてきた。なぜ対米英オランダ戦争にいたったか、日本の軍事指導者たちの戦略はいかなるものだったか、果てはこの戦争の性格はどのようなものか、などは諸説を交えながら語られてきた。しかし、このような論議それ自体は「戦争を語る」ことになっても、戦争のもう一面を語ったことにはならない。

 ここでいう「もう一面」とは、兵士たちが戦場でどのような戦いを余儀なくされたか、そしてどのように戦死…

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