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銀行はどこへ

/2 「お堅い」文化、変わるか IT企業参入に危機感

仕事研究イベントに参加する学生たち=さいたま市で7月、竹下理子撮影

 「役員が読み飛ばすような資料を何十時間もかけて作っていた。面白くなかった」。東京都内のコンサルタント会社で働く30代男性は、約10年間の大手銀行時代を振り返る。有名国立大を卒業後「企業を育て、世の中の役に立ちたい」と入行したが、仕事の大半は、次世代システムの報告書作成などの事務作業。安定をなげうって2年前に転職したことに、後悔はない。

 法人営業部門に属する40代の現役行員も「何を決めるにも上の役職にお伺いを立てなければならない。無駄な作業が多すぎる」と不満を漏らす。膨大な事務作業、前例踏襲主義、年功序列の縦社会……。若手もベテランも、銀行の文化について、口をそろえる。

 そんな現状を「外圧」が破壊し始めた。ブランド力や顧客基盤を持つIT(情報技術)企業の金融業参入だ。顧客を奪われる危険性も強まり「稟議(りんぎ)書をきれいに書いて判子を押してもらうだけの銀行員はいらなくなる」(京都大の岩下直行教授)時代に突入した。

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