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全日本剣道連盟

居合道昇段、不正の温床 審査員らに金銭 客観性担保なし

 全日本剣道連盟は17日、居合道の称号・昇段審査を巡り、合格依頼のために金銭の受け渡しが行われていたことを明らかにした。背景には審査に主観的な要素が多く、審査員の歓心を買うために金品が介在しやすい状況がある。【田原和宏、中村有花】

 居合道では「昇段審査」を経て初段から八段までの段位が付与されるが、剣道と異なるのは審査方法。1対1で対戦する実技などを課す剣道に対し、居合道は演武の出来を評価して判断する。このため、合否の判断で客観性を担保するのが難しい面があった。

 審査員の顔ぶれが長年同じであることも不正の一因となった。範士や八段の審査員は10人程度で構成され、主に範士が務める。審査員は大きな権限を持つ「居合道委員会」の委員が兼任することが多く、審査員の氏名は受審者に知れ渡っていた。大きな流派の頂点に立つ者が審査に強い影響力を及ぼしていたことも、全剣連は不正の背景に挙げる。

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