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ゾルゲ事件

報道発表草案 本諜報団の暗躍による秘密情報漏洩…削除 各省、矮小化へ推敲重ね

 <司法当局談中第一枚六行目(略)ヲ削除セラレタシ><第二枚目ノ五ヲ削除セラレタシ>

 日本政府を震撼(しんかん)させた国際スパイ事件「ゾルゲ事件」は、1942(昭和17)年5月16日に報道発表された。今回見つかった太田耐造関係文書のうち、同14日付の「外務省非公式意見」では、同省が内務省の報道発表草案(「国際諜報(ちょうほう)団事件に関する司法当局談」)に細かな意見をつけている。草案は随時更新され、それぞれ「厳秘」「極秘」の印が押されている。タイプまたは手書きで修正を重ね、文章を消したり書き足したりした推敲(すいこう)の形跡が生々しい。細心の注意を払ったことがうかがえる。

 ゾルゲは、近衛文麿首相のブレーンで中国通として知られていた尾崎秀実ら日本人の協力者を得て、政権中枢にまで伸びるスパイ網を構築し、極めて重要な情報をモスクワに送り続けた。たとえば41年、ドイツがソ連に攻め込む準備をしていることを指摘。スターリンは無視したが同年6月、ドイツはソ連に侵攻した。

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