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プラスチック危機

安価で丈夫なプラスチックは多くの製品に用いられ、20世紀半ば以降の暮らしを大きく変えた。一方で、2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が、世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測もあり、分解されずたまり続ける大量の廃プラスチックの問題が世界で懸念されている。「便利さ」追求の陰で広がる「危機」を現場から考える。

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プラスチック危機

進む脱プラストロー 台湾、規制強化を商機に サトウキビなど代替品開発活況

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サトウキビのストローをさしたタピオカミルクティーを手にする「鉅田友善材料」の黄千鐘代表。右側の瓶の中にあるのはサトウキビから作ったストローの材料=台湾中部・南投で2018年8月7日、福岡静哉撮影
サトウキビのストローをさしたタピオカミルクティーを手にする「鉅田友善材料」の黄千鐘代表。右側の瓶の中にあるのはサトウキビから作ったストローの材料=台湾中部・南投で2018年8月7日、福岡静哉撮影

 台湾の蔡英文政権が廃プラスチック対策で2030年までにプラスチック製のストローなどを全面禁止にするとの先進的な目標を掲げ、注目を集めている。台湾はペットボトル回収率で世界トップレベルの実績があり、廃プラ対策でも目標の達成が期待されている。環境にやさしい商品の開発も進み、特産のサトウキビを使ったストローも登場している。【南投(台湾中部)で福岡静哉】

 プラスチックごみによる海洋汚染問題を受け、台湾環境保護署(環境省)は今年2月、30年までに汚染の主要因とされるプラスチック製のストロー、レジ袋、コップ、食器の使用を全面的に禁止すると発表した。同署は段階的に規制を強める方針で、第1弾として来年7月以降、ファストフード店やチェーンの飲食店などで店内飲食時のストロー提供を禁止する。これを受けて、台湾メディアでは名物「タピオカミルクティー」を巡り「どう…

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