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確かな医療を賢く選択できる術を報告する。

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がん検査/上 高齢者の大腸内視鏡

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横になる患者に細い管を挿入して大腸にがんがないか調べる内視鏡検査=関東中央病院提供
横になる患者に細い管を挿入して大腸にがんがないか調べる内視鏡検査=関東中央病院提供

 医療情報があふれる社会だからこそ、不適切な医療を控え、エビデンス(科学的証拠)のある確かなものを賢く選択したい。今回は、超高齢社会を迎え、関心が高まるがんの検査について計3回報告する。1回目は、大腸がんの内視鏡検査について取り上げた。【河内敏康】

死亡例多く高リスク 筋肉薄く 穿孔、出血

 首都圏のあるクリニックの消化器専門医はこう打ち明けた。「高齢者が大腸がんの内視鏡検査を受けに来ますが、リスクが高いので80歳以上は基本的に断っている」

 大腸がんは結腸や直腸、肛門にできるがんの総称だ。腺腫という良性のポリープががん化してできたり、粘膜から直接発生したりする。10万人当たり年103人が新たに診断され、年齢と共に増える傾向がある。死亡数も肺がんに次いで2番目に多い。ただ、国立がん研究センターによると、リンパ節への転移がなければ、5年相対生存率は9割以上だ。

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