浜松市立浜北図書館2階の片隅にある「本の保健室」。子ども用の絵本から年季が入った辞書まで、幅広い世代が大切な一冊を持参し、スタッフ3人で傷んだ本の補修に当たる。「好きな本をいつまでも大切にしたい」。利用者の本への思いやりが活動を支えている。
保健室は、原則第1月曜と第3土曜にオープン。本の種類や補修箇所を「カルテ」に記入する。破れたページには専用テープを貼り、はがれた表紙は接着剤で補修。小さな汚れは紙やすりを使い、削り取る。細かな手作業を慎重に進めるため「治癒」には約1週間かかる。
今月上旬、同市浜北区の市原郁美さん(35)が長男陽生ちゃん(1)らと共に、預けた本を受け取りに保健…
この記事は有料記事です。
残り327文字(全文621文字)
毎時01分更新
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年、入所…
1998年秋。米国西海岸を巡るツアーに参加するために飛行機…
就職氷河期世代への就労支援に国や自治体が本腰を入れ始めた。…