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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第77期名人戦A級順位戦 羽生善治竜王-糸谷哲郎八段 第7局の1

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怪物くん登場

 今回がA級初参戦の糸谷は関西本部所属の29歳。デビューから頭角を現し、その強さから「怪物くん」と呼ばれるようになった。2014年には竜王位を獲得しており、実力は折り紙付き。前期は最終2局を待たずにA級昇級を決めた。「挑戦権争いに絡みたい」と意気込む。

 対するは前期名人挑戦者の羽生。本局の9日前に豊島将之八段と棋聖戦五番勝負第5局を戦い、敗れた。棋聖を失いタイトルは竜王の1冠のみに後退。開幕時には豊島、稲葉陽八段、糸谷の3人が20代だった今期A級について「若手の台頭が目覚ましい中で、自分らしいスタイルが確立できれば」と抱負を語る。糸谷とは17戦目で、羽生が10勝6敗と勝ち越している。

 対局当日。連日の暑さはやわらぎ、この日の最高気温は30度と久しぶりに少し過ごしやすい陽気となった。穏やかな日差しが差し込む対局室に、糸谷が先に入ってきた。記録係に空のグラスを注文し、対局室から出て行った。直後に羽生が入室。ゆっくり手をついて正座し、背広の左ポケットから腕時計、内ポケットから扇子を取り出し盤の前に据えた。

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