熊本地震

被災遺族、亡き愛娘を納骨 悩んだ末に決断

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 2016年の熊本地震で倒壊した自宅の下敷きになり、亡くなった熊本県益城(ましき)町の河添由実さん(当時28歳)の遺族らが19日、益城町の霊園を訪れ、自宅に安置したままになっていた遺骨を墓に納めた。遺族は「いつまでもそばに置いておきたかったが、このままでは由実も落ち着かない」と悩んだ末に決断した。多くの悲しみを生んだ激震から約2年4カ月。遺族らは失われた命の大きさをかみ締めながら、復興する街とともに少しずつ前へと歩み続けている。

 「まさか由実が一番最初に墓に入るとは思わなかった」。兄の将之さん(34)は納骨の様子を見守りながら、静かにつぶやいた。町内の霊園に新設した墓の前で、集まった親戚や由実さんの友人はじっと手を合わせ、白いユリやランを供えた母登志子さん(59)は心の中で語りかけた。「お母さんたちが来るまで待っていてね」

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