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西日本豪雨

泥に埋まった日常 被災地、広島・坂町を歩く /鳥取

砂防ダムの決壊で流れてきた流木や土砂の山=広島県坂町小屋浦で2018年7月23日、阿部絢美撮影

 7月の西日本豪雨から1カ月半近くが過ぎた。当たり前の日常を大雨が一変させた。土石流にのみ込まれた広島県坂町・小屋浦地区もその一つだ。砂防ダムが決壊し、中心部を流れる河川があふれかえった。発生から2週間後、気温30度を超える猛暑が続く中、地区内を歩いた。【阿部絢美】

「なんでこんなことに…」住民ら戸惑いと不安

 アスファルトの道路は乾いた泥がへばりつき薄茶色に。土砂の塊が両脇に積み上げられ、流木はいまだ散らばっている。すれ違う人々は長靴と軍手を身につけ、首元からしたたる汗は太陽に反射し光っていた。住宅の中をのぞくと家財道具はなく、畳にはキノコらしきものが生えていた。山手に向かって川沿いを歩けば、ズボンは汗で湿り、泥の臭いがつんと鼻についた。

 「家に帰れんくなった」。傾いた自宅を写したスマートフォンの画面を見た会社員、西村泰明さん(45)が…

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