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女の気持ち

カラスの絆 愛知県豊明市・渡辺美津子(無職・88歳)

 私の亭主は、幼いころかなりの悪ガキだったらしい。

 ある日、家の近くの森で木登りをしていて、カラスの巣を見つけたという。4個の卵が巣の中にある。しめ、しめ。宝物を手に入れたようにワクワクして、四つともそっとポケットに入れた。

 「母ちゃん、これ」。家に駆け込み、母親に卵を見せた。珍しいね、と喜ぶと思ったのだ。「ばかもん! 卵を取られたと親が悲しんでいるぞ、元へ戻してこいっ」

 巣に向かって小走りで急ぐ彼を大きなカラスが見据え、カーッと大声で威嚇してきた。「ワーッ、助けて。か、返すよ。だから勘弁してよ」

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