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絵本から広がる宇宙への興味 国立天文台の展示施設、開館10年目

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職員が手作りした月をテーマにした展示室=東京都三鷹市で2018年8月18日、塩田彩撮影
職員が手作りした月をテーマにした展示室=東京都三鷹市で2018年8月18日、塩田彩撮影

 国立天文台(東京都三鷹市)の敷地内にある絵本展示施設「三鷹市星と森と絵本の家」が7月、開館から10年目を迎えた。天文台職員の官舎だった古い日本家屋を改築し、子どもたちがさまざまな絵本や宇宙の展示に触れることのできる場所だ。館長の前田佳那さん(37)に案内してもらった。

 「星と森と絵本の家」は、木々が生い茂る天文台の敷地の一角にある。平屋建ての日本家屋は大正時代の建物で、市の登録有形文化財にも指定されている。館内には和室や本棚が並んだ読書室があり、広々とした中庭にはビオトープやハンモック、木工細工の体験コーナーがある。縁側の廊下につながる絵本展示室には、天文台職員らと話し合いを重ね、毎年テーマを決めて自然科学にまつわる絵本や仕掛けを展示している。7月からは「月への旅」をテーマに展示替えした。

 「地上から見上げる月だけでなく、実際にどうやって行くんだろう、月の世界ってどうなっているのだろう、と楽しみながら学べます」と前田さん。その言葉通り、月に関する知識を学べる「すごろく」や、絵本の家から見える月の位置の移り変わりを示したミニチュア模型、月の満ち欠けを体感できる球体クッションなど、一通り遊べば「月博士」になれそうな充実した展示が並ぶ。展示物は絵本の家の職員が一つ一つ手作りし、天文台職員…

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