ヒロシマ、ナガサキ、そしてフクシマ--。日本人は核とどう向き合うのか。戦後73年の夏、改めて問いかける初演、再演作品が続いた。
福島3部作の第1部と銘打った劇団DULL-COLOREDPOP「1961年:夜に昇る太陽」(7月21日~8月5日、東京・こまばアゴラ劇場、谷賢一作・演出)は、幼少期を福島で過ごした谷が現地を丹念に取材し、原発問題に正面から切り込む意欲作だ。先に福島県いわき市で初演された。
舞台は双葉町。原発誘致に至る経緯に、地方のしがらみのなかでの家族や友人との葛藤を横糸に絡ませドラマに仕立てた。都市と地方の格差など高度成長の中でのひずみが、問題の根っことして痛みと共にあぶり出される。
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