文部科学省は22日、2019年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)から、基礎知識を問うA問題と応用力を見るB問題の区別をなくし、双方を一体的に問う形式にすると発表した。20年度に新学習指導要領が全面実施されるのを見据え、基礎知識を思考力、判断力、表現力に反映できるようにする狙い。
全国の小学6年と中学3年を対象に実施される学テは、国語と算数・数学でA、B問題が出題され、正答率が別々に集計されてきた。新指導要領では、討論や発表などを通した「主体的・対話的で深い学び」が打ち出されており、基礎知識と思考力などを一体的に問う出題に統一することが考え方に沿うと判断した。
例えば文科省が作成した算数のサンプル問題は、1~3個入りのトマトのパックをどのように組み合わせれば、最も安く7個を買えるかを問う。15年度は同じ問題に選択肢で答えさせたが、サンプルでは児童同士の会話から思考させ、解答も記述式にした。
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