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若松孝二とその時代

(7)「ぴあフィルムフェスティバル」ディレクター 荒木啓子さんインタビュー

「PFFの上映会を仙台で行った時、ゲストの若松さんを見にヤクザが来たんです。会場を出たり入ったりしていましたが、長い友情が続いていたんですね」と語るPFFディレクターの荒木啓子さん=鈴木隆撮影

 連載企画「若松孝二とその時代」第7回は、新進映画監督の登竜門として40回の節目を迎えた「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」ディレクター、荒木啓子さんのインタビューをお届けする。独ベルリン国際映画祭などで若松孝二監督と長い時間を共にしたという荒木さんは、「すごくまとも」で「自立」した「情の人」だったと振り返る。「型破り」といった世間のイメージとは大きく異なる若松像はどこから来るのか。思い出の一端を語ってもらった。【鈴木隆】

 --若松監督と出会うきっかけは。

 親しくなったのは第26回(2004年)のPFFで審査員をやってもらってからです。最初はやはり怖い人だと思っていた。電話をして、若松プロに行って何度か話をするうちに、全然怖い人ではなくて、すごくまともな人だと感じました。この時の審査員は、若松監督と、みうらじゅんさん、緒川たまきさん、犬童一心監督、市山尚三さんの5人でした。犬童監督は若松さんをとても尊敬しましたね。

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