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共に生きる・トブロサルダ

大阪コリアンの目/222 /大阪

彼女が見せてくれた大学ノート。ページをめくると、平仮名で娘の名前を書き「あいしています」の文字も。今日も母子は肩を寄せ合って暮らしている=金光敏さん撮影

 ◆証言台でのこわばった表情

生活困窮の果てに ノートに「神様助けて」

 拘置所の収容者用の服を着た姿で千葉地裁に出廷した瞬間、一度目があった。でもすぐに彼女は私から視線をそらした。こわばった表情に悲しみと怒りを感じた。弁護士に「証人として出廷させてほしい」と依頼し、私も大阪から法廷に駆けつけた。

 彼女は交際相手をナイフで切りつけた傷害の罪に問われた。逮捕は、彼女の一人娘が通う小学校からの連絡で知った。詳しい経過は不明だったが、とにかく娘は児童相談所に保護されて無事とのことで、安堵した。

 その後、国選弁護人との連絡が可能になった。私からこの母子のこれまでの様子を伝え、交際相手のことで相談も受けていたと話した。フィリピン出身で日本語が不十分な彼女は、病弱な一人娘を必死に養育していた。

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