メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

 梶井基次郎の「檸檬」は京都の有名な書店が舞台だ。当時は洋書の輸入をもっぱら引き受けていた、その書店の一角で「私」は本を積み上げ、てっぺんにレモンを置いて出てくる。

 そして思う。その「黄金色に輝く恐ろしい爆弾」が10分後には大爆発するのなら「どんなにおもしろいだろう」。

 やや物騒な感じもするが、若者の鬱屈した思いを想像の中で吹き飛ばすだけ。ただ、本のお取り寄せが普及し多くの書店に閑古鳥が鳴く現代なら、違う筋立てになったかもしれない。

 しかも電子書籍がある。「檸檬」が世に出た大正のころなら洋書の取り寄せに何カ月もかかったろうが、今は…

この記事は有料記事です。

残り714文字(全文982文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 街頭演説 麻生氏「人の税金で大学に」 東大卒市長批判
  2. 選抜高校野球 21世紀枠、推薦46校出そろう
  3. 橋爪功 「まんぷく」を朝ドラと知らず出演快諾 「泥臭く人間臭いドラマになれば」と
  4. 健康対策 米、メントールたばこ禁止方針
  5. ガンバレルーヤ・よしこさん 病気のため一時休養を発表

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです