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この50年の世界

1968~2018 エジプト・アブシンベル 神殿移設、水没から救済 「世界遺産」創設のきっかけ

 それは前代未聞の大事業だった。岩山を掘って造られたエジプト南部の巨大な「アブシンベル神殿」を、そっくりそのまま動かそうという計画だ。神殿移設から来月で半世紀。歴史的建造物や自然環境を保護する「世界遺産」の制度が誕生するきっかけとなった遺跡救済プロジェクトだが、その「功罪」も含め、さまざまな問いを今も投げかけている。【アブシンベル(エジプト南部)で篠田航一】

 紀元前13世紀、古代エジプトのファラオ(王)のラムセス2世によって建てられた神殿は現在、エジプト屈…

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