2%のインフレ目標を達成するめどが全く立たず、日本銀行が苦しんでいる。7月の消費者物価指数(生鮮食品とエネルギーを除く)は前年同月比0・3%の上昇率だった。空前の超金融緩和策を5年以上実施しているのに、なぜインフレは加速しないのか?
原因の一つに将来不安がある。自分や配偶者の生涯所得がこの先上振れしていくと信じられる人は現在少数だろう。その状況下で、食品や医療費など一部の品目の値上がりを経験したり、日銀総裁が「物価を早期に押し上げてみせる」と強調しているのを聞いたりすれば、大半の人は「自分の実質生涯所得は目減りするかも」と警戒する。その場合の家計の最も合理的な判断は「節約…
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