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もとをたどれば

共栄火災海上保険 「共存同栄」 賀川豊彦が尽力

東京都港区にあった共栄火災海上保険の旧本社社屋=1949年ごろ(同社提供)

 農協や信用組合を通じて個人に保険商品を販売する中堅損保。1942年の設立には、キリスト教思想家で社会運動家の賀川豊彦(かがわとよひこ)(1888~1960年)が深く関わっていた。インドのガンジーと並ぶ「東洋の代表的聖者」に数えられ、戦後、ノーベル平和賞、文学賞の候補になった。

 賀川は09年に神戸のスラム街に住み込んで布教と貧民救済を開始。労働運動、農民運動、関東大震災の被災者救援などで幅広く活躍した。「産業組合(産組)」による保険経営にも尽力した。

 産組は農協や生協の前身。農家などが物資購入や販売を共同で行う組織として00年に設立された。当時の保険は富裕層を対象としていて、産組が直接、保険業を営むことは法律上できなかったため、賀川は30年代に論文や講演を通じて「裾野が広い産組こそ保険を扱うべきだ」と主張。改正には至らなかったが、損保会社の買収を促し間接的な事業展開を実現させた。社名は相互扶助を重んじる産組の理念「共存同栄」から取った。

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