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今週の本棚・新刊

『保守と大東亜戦争』=中島岳志・著

 (集英社新書・972円)

 「保守」という言葉は多義的に用いられてきた。近年では保守派の主張といえば先の戦争を「アジア解放のための正しい戦いだった」と肯定するイメージが強いが、戦前・戦中を知る世代の思想家たちは、戦争に至るプロセスに嫌悪感を持ち、超国家主義に強い批判を加えていた。

 本書は竹山道雄、田中美知太郎、猪木正道、林健太郎といった「戦中派保守」の思想を丁寧にたどり、日本では「正統な…

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