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松尾貴史のちょっと違和感

放送タレント・松尾貴史さんのコラム。テレビから政治まで、「違和感」のある話題を取り上げます。

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松尾貴史のちょっと違和感

見返り求めぬ救援活動 経験値と勘と気遣いの人

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松尾貴史さん作
松尾貴史さん作

 1歳の幼児が、山口県周防大島町で迷子になって3日後、満2歳になってボランティアの男性に無事発見されたのは、久しぶりにニュースを見ていて「よかった」と心底思える出来事だった。行方が知れなくなっている間の、町内放送を使って「よっちゃーん!」と叫ぶ母親の悲痛な呼びかけに胸を締め付けられる思いがした人も多いのではないか。

 それ以来「スーパー・ボランティア」と注目を集めるようになった尾畠春夫さんという78歳の元気な方の、勘と経験値が功を奏した快挙だったのだろう。駆り出された捜索隊の多くは、悲劇的な結果を想定して、側溝や川などを捜していたのかもしれない。150人体制とも言われる捜索隊が、3日間捜して見つからなかったのに、ボランティアで単独での捜索を始めた尾畠さんは捜し始めて20分かそこらで幼児を発見しているのだ。

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