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プラスチック危機

安価で丈夫なプラスチックは多くの製品に用いられ、20世紀半ば以降の暮らしを大きく変えた。一方で、2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が、世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測もあり、分解されずたまり続ける大量の廃プラスチックの問題が世界で懸念されている。「便利さ」追求の陰で広がる「危機」を現場から考える。

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プラスチック危機

生分解プラ開発、国推進 代替品促しゴミ減 環境省50億円要求

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植物由来の生分解性プラスチックの循環イメージ
植物由来の生分解性プラスチックの循環イメージ

 海洋汚染などで問題になっているプラスチックごみを削減するため、環境省は地中で分解される「生分解性プラスチック」を使った製品開発の委託事業や、使い捨てプラスチックの製品を紙製品などに代替する企業への補助事業を来年度から実施する方針を決めた。2019年度予算の概算要求に関連費用として約50億円を盛り込む。【五十嵐和大】

 生分解性プラスチックは、トウモロコシやサトウキビといった植物などを原料とした「バイオプラスチック」の一つ。地中の微生物によって分解される。1980年代に開発され、容器包装など一部で実用化されたが、石油由来のプラスチックに比べコストが高く、広く普及していない。

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