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2018自民党総裁選

この国はどこへ行こうとしているのか 平成最後の夏に… 東京大教授・本田由紀さん

本田由紀さん=東京都練馬区で2018年8月17日、和田大典撮影

能力偏重の発想、脱却を

 森の中でセミが鳴き続けている。ここは東京・練馬にある築150年の古民家。部屋では若者たちが討論している。東京大のゼミで教育社会学を研究する学部生と大学院生、約10人だ。

 「調査対象者の特徴に共通点と相違点が入り組んでいますから、項目を切り分けて整理する必要があります」

 中国人留学生の恋愛観を調査しようとしている学生に、指導教授の本田由紀さん(53)が助言した。このゼミでのテーマは自由。本田さんも学生が選んだテーマに基本的に「ダメ出し」をしない。多くの学生は「いい大学に入るため」の勉強に追われてきたが、自分の問題意識に基づいて追究する機会に恵まれてこなかったと思うからだ。

 自身もそうだったかもしれない。香川県で進学校の普通高校に通っていたが、選挙の仕組みや消費者にとって必要な知識を学ぶカリキュラムではなかった。高校は、大学へ行くための「通過点」として存在しているとしか思えなかった。

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