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雨のち晴れ

商社時代、牛肉売り込み奔走 ローソン社長・竹増貞信さん

2000年代、米国の関連会社の工場で、日本向けベーコンの品質について話し合う竹増さん(中央)=本人提供

店通いニーズつかむ

 石油など資源の取引が花形の三菱商事に1993年に入社、配属されたのは畜産部でした。輸入牛肉を売るのが仕事で、同期がニューヨークやロンドンなどに出張する中、僕の出張先は牛肉牧場があるオーストラリアの片田舎。仕事も事務作業ばかりでぱっとしない毎日でした。

 当時は牛肉輸入の自由化が始まったばかりで、食品メーカーなどがこぞって輸入し過当競争でした。三菱商事はオーストラリアの牧場で、穀物を食べさせて脂身のサシを入れた日本向けの軟らかい牛肉を生産。日本でしか売れない肉なのに輸入すると競争が激しくて捨て値でしか売れない。船賃などコストを差し引くと10億円以上の大赤字。他部署の同期から「お前なにやってんの」とあきれられました。

 入社3年目が終わるころ、赤字続きの輸入牛肉事業からの撤退が決定。牛肉チームも解散、牧場も閉鎖することになり、残った何万頭もの牛を売り切るよう命じられました。肉にして1年分です。売り先を見つけるため96~97年に系列の食肉販売会社に出向しましたが、当時、出向といえば退職間際に命じられるとの印象があったので落ち込みました。

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