アジア大会 空手男子組手60キロ級=ラオス ポンパッサー・ラッサーシマー(23)
毎日新聞
2018/8/28 東京朝刊
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「大和魂」胸に、初勝利
東南アジア最後の秘境と呼ばれ、仏教が盛んなラオスは「今を幸せに思え」がモットー。平和を好む優しい国民性に、日本人ボランティアの原泰富さん(62)が空手の技術と大和魂を注入して、初出場のアジア大会で初勝利をあげた。
26日の1回戦。開始43秒でイエメンの選手の腰に全力で突きを決めて先制。相手にポイントを与えずに勝った。2回戦は動きの鋭いマレーシア選手と残り1分を過ぎて0-4。最後まで逆転を狙いポイントの大きい蹴り技を出し続けた。敗れたものの意地を見せた。
10歳で空手を始めた。日本人の指導者が長く不在で、原さんが昨年6月に初めて出会ったときは「相手が強いと腰が引ける選手だった」という。戦う気持ちが長続きせず、試合の途中で勝負を投げ出す場面が目立った。
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