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岐路の風景

歴史の転換期となった文化的事象を取り上げ、現代の視点から改めてその意義を探ります。

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「ご当地キャラ」ブーム 「ひこにゃん」が火付け、津々浦々に誕生 地域の誇り浴び大成

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ひこにゃんブームの仕掛け人、PRプロデューサーの殿村美樹さん。「地方にはまだまだ魅力があふれている」と話す=大阪市中央区で、花澤茂人撮影
ひこにゃんブームの仕掛け人、PRプロデューサーの殿村美樹さん。「地方にはまだまだ魅力があふれている」と話す=大阪市中央区で、花澤茂人撮影

 全国どこに行っても、その地ゆかりのご当地キャラクターと出会う。地域PRの場でこうした「ゆるキャラ」が活躍するようになったのは、2007年に滋賀県彦根市で開かれた「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクター「ひこにゃん」がきっかけだ。仕掛け人となったPRプロデューサー、殿村美樹さん(57)は「ブームが一つの文化になった」と振り返る。【花澤茂人】

 「最初にお話を聞いた時は頭を抱えました」。殿村さんが「400年祭に人を呼んでほしい」と滋賀県から依頼されたのは06年。しかし「彦根城の歴史」をテーマにした企画やイベントはどれも地味で「歴史好き、お城マニアしか来ないのでは」と焦った。城の中を見回すと、可愛らしい着ぐるみが目に飛び込んできた。彦根市などで作る実行委が公募で決めたキャラクター「ひこにゃん」だった。「観光の鉄則は女性を呼ぶこと。誰かと一…

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