メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ナビゲート2018

浄化される「昭和」=山内マリコ(作家)

 1964年の東京オリンピックの際、都内のいたる所を流れていた臭いドブ川が暗渠(あんきょ)となり、街並みが“浄化”されたことはよく知られている。貧しさを恥じ、よその国から隠そうという気持ちが働くのだろうか。

 再びオリンピックを前に、東京のあちこちが普請中だ。今回浄化しようとしているのは、貧しさではなく「昭和」のように思える。上野こども遊園地など、ギリギリ持ちこたえていた昭和の素朴な味わいのある施設が、反対も虚(むな)しくすでに消されてしまっている。

 小説家の干刈あがたさんが書かれた、『予習時間』という短編を読んだ。43年生まれの干刈さんが、中学生…

この記事は有料記事です。

残り459文字(全文735文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 女の気持ち 定年を前に 埼玉県日高市・井上しず江(大学職員・64歳)
  2. ご当地グルメ 鹿児島・あご肉 癖になる独特の食感
  3. 風知草 圧勝ですが、何か?=山田孝男
  4. 会津藩公行列 「ありがとなし…」綾瀬はるかさん手を振り
  5. Dr.北村が語る現代思春期 危険な「セクスティング」 削除できない性的画像

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです