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平成をあるく

口蹄疫 「種牛だけは殺さないで」 日本一の和牛種、農家の涙 /四国

家畜30万頭が犠牲に

 「種牛だけは殺さないでくれ」。薦田(こもだ)長久(80)は宮崎県知事の東国原英夫(60)と向かい合い、懇願した。民間で種牛を育てる畜産家の1時間以上続いた必死の訴え。東国原も最終的には「分かりました。牛を守りましょう」と折れざるを得なかった。しかし国はこれを認めず、薦田の種牛6頭はそれから10日もしないうちに殺処分された。

 2010(平成22)年春から夏にかけて、宮崎県内で約30万頭の家畜が犠牲になり、約2350億円もの損失を出した口蹄疫(こうていえき)。「日本一の和牛」が決まる5年に1度の全国和牛能力共進会(全共)で、現在3大会連続最高賞に輝く宮崎牛を守り抜いた闘いの裏には、わが子のように育てた牛や豚を、涙をのんで手放すしかなかった多くの農家がいた。

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