【モスクワ大前仁】シリア情勢をめぐり、アサド政権を支援するロシアと、反体制派を支えるトルコの間であつれきが生まれている。アサド政権が今月に入り、反体制派にとって最後の重要拠点の制圧に向け、圧力を強めているためだ。ロシアとトルコは共に対米関係を悪化させたことを受けて協調路線を敷くが、シリア情勢では溝が深まる恐れも出ている。
アサド政権がここ1~2年で国内の支配地域を回復してきた結果、反体制派にとって重要拠点は北西部イドリブ県しか残されていない。政権はこの地域の陥落を視野に入れ、9月上旬にも大規模な攻撃に乗り出すとの観測も生じている。
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