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性的少数者

理解求め行進 生きやすい社会目指し 当事者の加藤麻衣さん企画 盛岡で来月1日、県内初の試み /岩手

 LGBTなど性的少数者が生きやすい社会を目指そうと、盛岡市中心街で9月1日、「いわてレインボーマーチ」が開かれる。当事者らが性的少数者への理解を求め、虹色の旗を手に街中を行進する。パレードは盛岡市の団体職員で、レズビアンを公表している加藤麻衣さん(24)が企画した。県内では初の試みに、加藤さんは「誰もが自分らしく生きられる居場所作りに貢献したい」と思いを語る。【小鍜冶孝志】

     加藤さんは高校時代、自分が性的少数者ということに気づき始めた。高校卒業前、性的少数者を支援する県内初の団体「岩手レインボー・ネットワーク」の勉強会に参加。当事者が自らを取り巻く問題に、真摯(しんし)に向き合う姿勢に感化された。

     2013年、岩手大教育学部に進学後、当事者の居場所作りをしたいと、LGBTサークルをつくり、代表に就任した。しかし当時はカミングアウトへの抵抗や周囲からの偏見の恐れもあった。勧誘ポスターは深夜に大学に行き、誰にも見つからないよう一人で壁に張った。

     しかしポスターを見た当事者から、次々申し込みの連絡が入った。活動当初、サークル会員は5人だったが、最盛期には約50人に到達。「声を上げたくても上げられない人がこんなにいる。需要の高さを知りました」。不安は一蹴され、自身も性的少数者であることを公表。卒業までの約3年間代表を務め、講演会や啓発活動を続けてきた。

     大学卒業後に県内の建設会社に就職し、今年5月に県男女共同参画センターへ転職した。今回のパレードは、今年2月から構想を練り実現した。勉強会やイベントを毎月開催し、非当事者にもパレード参加を呼びかけてきた。その結果、当日は約100人を超える参加者が見込まれる。加藤さんは「新しい出会いが次々と増えた。当日はその絆を確かめるだけ」と手応えを口にする。

     パレード当日は、同市のもりおか歴史文化館を午後2時に出発。ゴールの岩手公園を目指し、約1・6キロを約20分かけて練り歩く。参加者のプライバシー保護を最優先とし、撮影禁止エリアも設置する。加藤さんは「差別、暴力があると人生を楽しめない。非当事者も気軽に参加してほしい」と話す。当日は飛び入り参加も可。問い合わせは「いわてレインボーマーチ」(iwate.rainbowmarch@gmail.com)

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