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留学生

ベトナムから日本語学校へ、過酷な現実 借金返せず不法残留、有罪判決 /奈良

強制送還されたベトナム人留学生が、支援に当たった元同僚の女性に送った手紙。来日して学んだ日本語で謝罪と感謝を繰り返している=兵庫県尼崎市で2018年7月27日午後2時36分、数野智史撮影

 看護師として働く夢を追って来日したベトナム人の女子留学生(25)が先月19日、奈良地裁で出入国管理法違反罪(不法残留など)で懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受け、1週間後に母国に強制送還された。公判では日本語学校で学ぶ外国人の過酷な現実が浮かび上がった。【数野智史】

 留学生は2015年1月に来日し、2年間の予定で宮崎県内の日本語学校で学び始めた。ベトナムで看護師の資格を取得しており、将来は日本の医療機関で働くのが夢。仲介業者に支払う代金125万円は親の借金で賄った。最低賃金が月2万円に満たないベトナムでは大金だが、「アルバイトしながら借金を返せる」との現地業者の説明を信じた。

 ところが来日直後から厳しい現実にぶち当たる。アルバイト先には、希望したわけではないのに日本語学校の系列の介護施設を指定された。制限時間内の週28時間の勤務をこなしたが、「寮費」などの名目で天引きされ、残ったのは月2万円。「借金が返せず、金融機関に実家を取り上げられてしまう」。危機感を募らせ、寮から失踪した。

 兵庫県尼崎市に移り、ホテルや飲食店でのアルバイトを掛け持ちした。インターネットで偽造在留カードを買い…

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