千玄室さん

「譲り合えば歩み寄れる」特攻隊の体験語る

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特攻隊に配属された戦争体験を語る千玄室氏=京都府亀岡市で、中津川甫撮影
特攻隊に配属された戦争体験を語る千玄室氏=京都府亀岡市で、中津川甫撮影

 茶道裏千家15代・前家元、千玄室大宗匠(95)が京都府亀岡市であった「世界連邦日本大会」で講演し、20代前半の同志社大時代に学徒出陣で特攻隊に配属された戦争体験を語った。過酷な飛行訓練で「お前らは命を捨てに来たのだ」と上官から罵声を浴び続けたが、厳しい戦国の世を生き抜こうとした千利休の子孫という誇りを心の支えにしたという。出撃前に茶を振る舞った戦友は次々と沖縄の海に消え、「私たち学生は海軍兵学校のエリートでなく“スペア”だった」と話した。【中津川甫】

 千さんは太平洋戦争中の在学当時、20歳以上の文系学生に徴兵検査を受けるよう東条英機内閣の指令があったと聞いた。体が丈夫だったため徴兵され、試験や適性検査などに合格し、徳島海軍航空隊に配属され海軍少尉になった。

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