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はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

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はや2くん質問箱

はやぶさ2は、リュウグウの引力で周回しているのですか?

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 Q 小惑星リュウグウ到着!おめでとうございます。光で16分も離れている探査機の制御、信じられません。はやぶさ2は、リュウグウの引力で周回しているのですか? いろいろな計算をされていると思いますが、精度はどのくらいなのでしょうか? 科学を追求することの本当のすごさを、次世代の人たちに伝えたいですね!(川崎滋・67歳)

 A はやぶさ2はリュウグウの周りを周回していません。リュウグウの引力が小さいので、周回するよりは、リュウグウ上空に留まる方が探査機の運用がしやすいことになります。ちょうどヘリコプターが上空に留まっているのと同じ「ホバリング」をしていることになります。

 リュウグウは太陽の周りを回っていますから、はやぶさ2も同時に太陽の周りを回りながらリュウグウ上空にホバリングしていることになります。計算の精度ですが、いろいろな計算があるので一口には言えませんが、例えば地球から測った視線方向の距離の誤差は数メートルくらいです。約3億キロに対して数メートルなのでかなり精度はよいことになります。

 また、(地球からの)視線方向の速度は、秒速1ミリ以下(時速3.6キロ)の精度で計測できています。太陽の周りを回っている探査機の速度はざくっと秒速30キロ(時速10万8000キロ)くらいになりますから、こちらも非常に精度が高いことになります。


 探査機「はやぶさ2」の旅や機体のこと、小惑星リュウグウの素顔、太陽系探査のこれからなど、なんでもQ&Aを紹介します。「!」や「?」がいっぱい見つかるはずです。このコーナーは、日本惑星協会の「『はやぶさ2』どんなことでも質問 ” 箱 ”」から許可を得て転載しています。質問がある場合は、同協会のウェブサイトから投稿してください。

【はやぶさ2】

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