連載

続・西谷流地球の歩き方

世界を取材するフリージャーナリストの西谷文和さんが、各地のエピソードをつづります。

連載一覧

続・西谷流地球の歩き方

ヘイトスピーチに人が狂えば

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
展示されている頭蓋骨には穴が開いたものが=ルワンダの虐殺記念館で、西谷文和さん撮影
展示されている頭蓋骨には穴が開いたものが=ルワンダの虐殺記念館で、西谷文和さん撮影

 約100万人が犠牲になったルワンダ大虐殺。悲劇の引き金を引いたのは極右のラジオ局だった。「ツチはゴキブリだ、殺せ殺せ」「今、ツチを殺さなければ今度はフツが殺されてしまうぞ」。このヘイトスピーチによって首都キガリは憎悪に包まれてしまう。

 虐殺の実行犯は、インテラハムエと呼ばれるフツの民兵だった。山刀(マチューテ)を持った若者たちが、ツチと「穏健派フツ」に襲いかかる。虐殺は「捕まったら殺される鬼ごっこ」のようだった。日の出とともにインテラハムエがやってくる。人々は必死で逃げる。教会に逃げた人は集団で殺さ…

この記事は有料記事です。

残り380文字(全文633文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集