会員限定有料記事 毎日新聞
「まいてもらって構わない」「自然にかえれるからいい」。お墓の話をしていると、そんな声をよく聞く。散骨の話である。それなりに長く取材してきた身としては、隔世の感がある。「葬送の自由をすすめる会」が初めて会員女性の遺灰を相模灘にまいたのは1991年。そのころ総理府の世論調査(90年)では「散骨を認める」が22%、「認めない」は57%だった。
それまでは遺骨遺棄罪や墓地埋葬法に違反する恐れがあるとされ控えられていたのだが、同会の問い合わせに…
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