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毎日フォーラム・パラスポーツ

桜美林大シンポジウム「オリ・パラの世界」

シンポジウム「オリンピック・パラリンピックの世界」のパネルディスカッションで語り合うパネリストの皆さん=東京都町田市の桜美林大学で2018年7月15日

個性を生かし交ざり合う社会づくりへ

 2020年東京オリンピック・パラリンピックを約2年後に控えた7月15日、桜美林大学が町田キャンパス(東京都町田市)でシンポジウム「オリンピック・パラリンピックの世界」を開いた。地元の町田、相模原両市に縁のあるパラスポーツ選手やスタッフらを招き、学生たちは自身のできることを考えた。「オリ・パラにどう向き合うか、方向性がなかなか定まらない」とする教育機関もあると聞く。これを一例として紹介したい。

     桜美林大は、オリ・パラ教育推進やグローバル人材の育成などを目指し、東京2020大会組織委と連携協定を結ぶ全国約800(7月1日現在)の大学・短大の一つ。学校法人桜美林学園が21年に創立100周年を迎えることを記念して大学と、東京2020大会オフィシャル新聞パートナーの毎日新聞社が共催し、東京2020公認プログラムとして開き、約350人が参加した。

     総合司会は卒業生でラジオパーソナリティーの柳井麻希さんが務めた。第1部は、日本パラリンピアンズ協会の河合純一会長が基調講演。競泳(視覚障害)でパラリンピック6大会に出場し、日本人最多の21個(うち金5個)のメダルを獲得した河合さんは、東京が世界で初めて2回目のパラリンピックを開く都市になると指摘し、「ミックスジュースのように単に混ざり合う社会ではなく、フルーツポンチのような個性を生かして交ざり合う社会を作りましょう」などと述べた。

     第2部は、ビジネスマネジメント学群の3年生4人が「桜美林大学生が未来のためにできること」をテーマに発表。ゼミ活動の「おもてなしプロジェクト」で、中国人観光客ら4人を銀座などに案内▽ブラインドサッカー日本選手権でボランティア▽「部活動生の活躍を一般学生にもっと知ってほしい」とアメリカンフットボール部の応援ツアーを企画▽米国研修旅行を通じ「混じり合いのコミュニティー作り」の大切さを感じた経験--を紹介。それぞれが、身近な経験を踏まえ「できること、やりたいこと」を提案し、将来の社会変革や、ビジネス化への考えを披露した。

     第3部のパネルディスカッションには河合さんのほか、町田や相模原に住む鹿沼由理恵さん(パラリンピック・ノルディックスキー、自転車選手=視覚障害)、青山由佳さん(視覚障害マラソン伴走者)、中澤吉裕さん(車いすテニス日本代表監督)の3人と、町田で昨年開かれたパラバドミントンの国際大会に出場した豊田まみ子さんが登壇。タレントでヨガインストラクターの大東めぐみさんが進行役となり、練習環境や課題、20年大会などへの夢を話し合った。

     町田生まれ・育ちで、この日の朝も大学周辺を走ったという鹿沼さんは「マラソンに挑戦します」と、20年東京大会で通算3競技目となるパラリンピック出場を目指すことを明言し、会場から大きな拍手を受けた。また、豊田さんは今年も9月末に町田市立総合体育館で国際大会が開かれることから「ぜひ見に来てください」とPRした。

     会場では、パラリンピック種目・ボッチャや車いす、点字コーナーを設置。来場者アンケートには「失ったものを数えるな。あるものを最大限に生かせという言葉が心に残った」「20年大会を見に行きたい」「ボランティアに参加したい」との書き込みが目立った。(毎日新聞社オリンピック・パラリンピック室委員、山口一朗)

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