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<フィーチャーズ アジア大会2018>
発祥国の「お家芸」として、絶対に負けられない戦いだ。東京五輪でも初めて実施され、その前哨戦でもある。プライドをかけて、アジア大会の初代王者をとりにいく。
国際大会では昨年9月にブダペストの世界選手権で開催されたのが最初だ。普段は別々で練習するため、男女の代表の交流する機会は少ない。男女の垣根を低くしようと、日本代表は昨年7月、「チームビルディング」と名付けた講習を男女一緒に実施した。選手も指導陣も交じって互いにニックネームを付けることで、交流を深めた。顔が似ていることから「白鵬」のあだ名が付いた女子代表の増地克之監督は「一体感が出てきた」と話した。
昨年の世界選手権では試合前に円陣を組んで団結力を高め、準決勝で韓国を5-1、決勝でブラジルを6-0で降して初代王者になった。決勝で一番手として一本勝ちした女子57キロ級の芳田司は「気合の入る円陣を組んで一つになれた」。男子の井上康生監督は「大きな流れを作って、全員が活気づくような試合をしてくれたのが大きな勝因の一つ」と振り返った。コミュニケーションや一体感がチーム力を上げる鍵になる。
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