関東大震災95年

伯父亡くした在日2世「向き合って」 

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金道任さんの伯父は関東大震災の直後に消息を絶った。その経緯は大震災の70年後にまとめられた本にも収録された=東京都大田区で2018年8月28日午後5時13分、森健太郎撮影
金道任さんの伯父は関東大震災の直後に消息を絶った。その経緯は大震災の70年後にまとめられた本にも収録された=東京都大田区で2018年8月28日午後5時13分、森健太郎撮影

 関東大震災から1日で95年。震災直後には多くの朝鮮人が「井戸に毒を入れた」などというデマを信じた住民らに虐殺された。東京都の小池百合子知事は、今年も虐殺犠牲者の追悼文を出すのを拒んだ。戦後、自身も虐殺事件の影におびえた在日朝鮮人2世の女性は「歴史と向き合い、互いに認め合える社会を作ってほしい」と願う。【森健太郎】

 確か5歳の頃だった。大田区の主婦、金道任(キムドイム)さん(81)は、夜中に針仕事をする母から伯父の話を聞かされた。「震災直後に行方が分からなくなった。虐殺事件に巻き込まれたと思う」。母の寂しげな表情は忘れられない。

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