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2018自民党総裁選

メディア 報道の自由 不満持つ権力者たち

山田やまだ道子みちこ 毎日新聞まいにちしんぶん 紙面審査委員しめんしんさいいん

 アメリカのトランプ大統領だいとうりょう自分じぶん批判的ひはんてきなメディアをフェイク(にせ)ニュースと中傷ちゅうしょうし、「国民こくみんてき」とんでいることにたいし、アメリカの350をえる新聞社しんぶんしゃが8がつ16日付にちづけ社説しゃせつ一斉いっせいに「ジャーナリストはてきではない」などとうったえました。報道ほうどう自由じゆうがさまたげられることへの危機感ききかんつたわってきました。

     民主主義社会みんしゅしゅぎしゃかいでは国民こくみん自由じゆうかんがえたり、意見いけん表明ひょうめいしたりすることが大切たいせつです。そのためには報道ほうどう自由じゆうまもられ、いろいろなニュースがほうじられることが重要じゅうようです。トランプがメディア批判ひはんかえすのは、自由じゆう報道ほうどう自分じぶん地位ちい権力けんりょくをおびやかすとかんがえているからでしょう。

     日本にっぽん報道ほうどう自由じゆうは、憲法けんぽうさだめる表現ひょうげん自由じゆうひとつとみなされています。表現ひょうげん自由じゆうもっと権力けんりょくによってきずつけられやすく不当ふとう制限せいげんけやすい人権じんけんだという学者がくしゃもいます。 

     その日本にっぽんでこんなことがきました。安倍晋三総理大臣あべしんぞうそうりだいじん石破茂元幹事長いしばしげるもとかんじちょう対決たいけつとなりそうな自民党総裁選じみんとうそうさいせんかんして自民党じみんとうは8がつ28にち新聞社しんぶんしゃなどに「公平こうへい公正こうせい報道ほうどう」をもとめる文書ぶんしょ配布はいふしました。それを問題視もんだいししてほうじた新聞しんぶんがある一方いっぽうまったほうじない新聞しんぶんがあり、日本にっぽんのメディアかいれています。毎日新聞まいにちしんぶんは30日朝刊にちちょうかん社説しゃせつで「総裁選そうさいせんはメディアが自律的じりつてきほうじるもので、政党せいとう注文ちゅうもんをつける理由りゆうはない」として文書ぶんしょ撤回てっかいもとめました。東京新聞とうきょうしんぶんおな朝刊ちょうかんに「自民党じみんとう 総裁選報道そうさいせんほうどうをけんせい」という記事きじせ、「なに公平こうへい公正こうせいかは報道機関側ほうどうきかんがわ判断はんだんもとづいて自由じゆう報道ほうどうおこなわれるべきだ」とする専門家せんもんかはなしつたえました。

     国際こくさいジャーナリスト団体だんたいが4がつ発表はっぴょうした報道ほうどう自由度じゆうどのランキングで、日本にっぽんは180のくに地域中ちいきちゅう67でした。ちなみにアメリカは45文書問題ぶんしょもんだい行方ゆくえによって日本にっぽん順位じゅんいがるかもしれません。はなせません。


     政治部せいじぶ夕刊編集部ゆうかんへんしゅうぶ政治せいじなが取材しゅざい週刊誌しゅうかんし「サンデー毎日まいにち」の編集長へんしゅうちょうつとめた。新聞しんぶんそとから新聞しんぶん経験けいけんをして、メディアに関心かんしんつようになった。1961年東京都生ねんとうきょうとうまれ。

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