【ニューデリー松井聡】仏教徒が多数派のミャンマーに隣国バングラデシュから仏教徒が移住するケースが続いている。移住先はミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャが集住する西部ラカイン州で、ミャンマー側は土地や家畜を無償提供しているという。仏教徒人口を増やすだけでなく、ロヒンギャ問題を巡り対立するバングラについて「仏教徒を差別している」と批判する狙いもあるようだ。
事情に詳しいバングラの大学准教授によると、ミャンマーに移住しているのは国境を接するバングラのチッタゴン丘陵地帯に住むマルマ▽ムロ▽ラカイン--などの仏教徒の少数民族。複数の住民によると、ミャンマーに既に移り住んだ親戚や知人を通じて、移住の勧誘があるという。
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