【サンフランシスコ清水憲司】米国とカナダによる北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉は、トランプ米政権が設定した8月31日の期限までに大筋合意に達しなかった。トランプ大統領は既に合意したメキシコとの2国間協定に切り替える強硬姿勢を見せるが、米議会では「カナダ排除」に反対論が強く、5日にカナダと交渉を再開することになった。
再交渉は、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と、カナダのフリーランド外相が28日からワシントンで行ってきた。最大の対立点は、カナダの重要産品である乳製品。米国は乳製品の市場開放を求めたが、カナダ側にとって酪農地帯は大票田で、大幅な譲歩は難しく、溝が埋まらなかった。トルドー首相は「ひどい合意ならしない方が良い」としている。
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