今週のおすすめ紙面 又吉直樹さん小説「人間」/ストーリー 脳性まひのバイオリニスト/論点 障害者雇用の水増し
毎日新聞
又吉直樹さん小説「人間」 3日・月曜日から
お笑い芸人で芥川賞作家でもある、又吉直樹さんの連載小説「人間」が、夕刊で始まります(一部地域では本日朝刊から掲載)。芥川賞受賞作「火花」、「劇場」に次いで3作目の長編で、初めての新聞連載。漫画家を目指した主人公の回想で幕を開けます。
心酔する太宰治の「人間失格」を思わせるタイトル。「重要な作品に」と意気込んでいます。
◆ストーリー
脳性まひのバイオリニスト 9日・日曜日 1面、ストーリー面
今春、脳性まひの障害を持つバイオリニストの式町水晶(みずき)さん(21)がメジャーデビューしました。音楽の力で希望を届けたいという式町さんですが、かつては「バイオリンを武器に健常者を見返してやる」と思っていたそうです。ところが東日本大震災を機に生き方も弾き方も変わりました。数々の出会いを通してオンリーワンの花を咲かせた若者の成長を描きます。
◆論点
障害者雇用の水増し 5日・水曜日 オピニオン面
官公庁を中心に、障害者の法定雇用率が長年にわたって水増しされてきたことが社会問題化しています。先月末、厚生労働省が公表した調査結果では、約8割の中央省庁で「水増し」などが確認されました。障害者支援の名の下で、偽りの数字がはびこった原因はどこにあるのでしょうか。制度的な問題点も小さくないようです。3人の専門家が課題と改善を語ります。
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