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多様性尊重社会へ一歩
お茶の水女子大(東京都文京区)=1=が2020年度から、戸籍上は男性でも性別を女性と自認する「トランスジェンダー女性」の入学を認めることになった。国内の女子大として初の決断に至った経緯と意義を、生物学者でもある室伏きみ子学長(71)に聞いた。【聞き手・永山悦子、写真・根岸基弘】
--なぜトランスジェンダー女性に門戸を開くことになったのですか。
問い合わせは以前からありましたが、15年に私自身が本学の大学院で学ぶことを希望しているトランスジェンダー女性と話す機会があったのです。「お茶の水女子大でなければ学べない学問をやりたいので、ぜひ受け入れてほしい」と訴えられました。非常にまじめで、前向きな姿勢に感銘を受けました。
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