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<くらしナビ ライフスタイル>
昨年以上の「売り手市場」とされた大学生の就職活動。だが、安易に決めれば早期離職につながりかねない。2020年卒業予定者のインターンシップ(就業体験)も始まった。悔いのない就職のためには--。
●就業体験を活用
「インターンシップは開催時期や期間によって、内容も、選考との関係も違う。意識して有効活用してほしい」。東京都内で8月にあった公益財団法人「東京しごと財団」(東京都千代田区)によるインターンシップ講座。キャリアカウンセラー、澤本和重さんの話を、学生たちが熱心にメモに取る。採用の動きが早く、しかも分かりにくくなったことを受け、初めて開いた。都内の私立大3年の女子学生は「先輩の話を聞いて心配で……。採用でインターンシップがどんな位置づけなのか知りたい」と明かした。
「3年の夏にインターンシップに参加した企業から、今年1月にES(エントリーシート、応募書類)の提出を求められ、試験期間中に慌てて書いた」。大手消費財メーカーに就職予定の東京理科大4年の女子学生は、そう振り返る。結果に満足はしているが、最初に目指した仕事とは異なるという。「今やりたい仕事より、働き続けられる環境かどうかで決めた。就職先を選ぶ軸がずれたと思う」。現在は入社に備え、そのメーカーの製品を…
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