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聴覚障害生徒の進学支援 都内で大学生が無料塾

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塾では手話や、講師の話した内容をスクリーンに映し出す「要約筆記」など、聴覚障害のある生徒が分かりやすい指導法が取り入れられている=東京都新宿区で
塾では手話や、講師の話した内容をスクリーンに映し出す「要約筆記」など、聴覚障害のある生徒が分かりやすい指導法が取り入れられている=東京都新宿区で

 <kyoiku no mado>

 聴覚障害のある中高生の大学進学を支援するため、福祉専門の日本社会事業大学(東京都清瀬市)の現役学生らが講師を務める無料学習塾が、都内で開かれている。手話通訳や、講義で話した内容をスクリーン上にまとめる「要約筆記」など、生徒のニーズに合わせた指導法を取り入れた。塾を主催する同大関係者らは「聴覚障害生徒が進学を目指すための支援基盤は弱い。生徒の学習権を保障するためにも支援を進めるべきだ」と指摘する。【蒔田備憲】

 「それでは授業を始めます」。教室に姿を見せた英語担当の講師があいさつをすると、スタッフがすぐに言葉をパソコンに打ち込み、ホワイトボード横にあるスクリーンに文字を映し出した。講義を受ける生徒はスクリーンの文字に加え、講師の表情や口の動きを目で追う。古文を教える別のコーナーでは、文章の意味を手話で解説する。質問も手話。静かな教室に講師の声とノートを取る音が響く。

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