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「あなたにとって月経とは?」。クリニックを訪れる患者に、頻繁に向ける問いかけです。「毎月来ないと心配」「女性であるならば当たり前のこと」「邪魔者」「痛みに耐えるのがつらい」などなど。大ざっぱにいって、「月経はない方がいい」の意見が多いようです。中には、月経痛があるたびに、痛みのない人たちとの間に大きなハンディキャップを感じてしまうと言い切った女性もいます。このように回答したのは、ピルを使って月経周期を調節し、月経痛から見事に解放された女性です。
どうして日々、このような質問を繰り返しているのか? 最近、女性ホルモン剤を成分とした保険適用のあるピルにも選択肢が増えているからです。ピルを21日間あるいは24日間飲んで、7日間あるいは4日間偽薬を服用(休薬)することによって、28日の周期を整える周期投与法と、ピルを連続して服用して、自分が望むときにだけ月経を起こすフレックス。ピルを77日間連続して服用し7日間休薬する3周期連続投与法などが次々…
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