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新サービス

仏壇、小さくリメーク 仏間ない家にも対応

もともとの仏壇(左)とコンパクトに造り直した仏壇=サワザキ佛壇店提供

 福井県坂井市丸岡町高柳の「サワザキ佛壇店」が大きな仏壇の素材を使って小さく造り直すサービスを始めた。住宅事情で小型化を望む声があり、同店工場長の澤崎英輝さん(42)は「先祖代々受け継いだ仏壇を手放したくない人もおり、喜んでもらえるはず」と話している。

     転居や建て替えで仏間のない家に暮らす人が増え、仏壇は売れなくなっている。経済産業省によると、仏壇を含む宗教用具の年間販売額は1794億円(2016年)で、約20年前の半分以下に落ち込んだ。澤崎さんの店でも職人が手掛ける高価で大きな仏壇は売れ行きが悪く、収入の大半は漆の塗り直しなどの修繕や掃除という。

     このため、有償で小さく造り直すサービスを始めた。今年2月には見本を作るため、顧客から引き取った高さ約2メートル、幅約1.3メートルの仏壇を分解し、扉や金具など元の部品を9割以上利用して半分ほどの寸法に仕上げた。

     造り直しを7月に注文した福井市の60代男性は、実家から移そうとした大きな仏壇が自宅に収まりきらず悩んでいた。一時は処分も考えたが、「亡くなった父が大切にしていた仏壇で、小さくなっても残せるなら」と決断した。澤崎さんによる小型化の初仕事で、年内を予定する納品を楽しみにしている。

     仏壇について「お寺のミニチュアであり、工芸品でもある」という澤崎さんは、小型化しても竜や花鳥の装飾などをできる限り残す考えで「仏壇職人の技術が無ければできない仕事。外観を部屋に調和させるなど要望に応じて家族の大切な思い出を残したい」と話す。【岸川弘明】

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