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LGBT

先生、相談の勇気支えて 山梨の18歳が訴え

山梨県内で活動する学生団体「YOUTH」のツイッターを見る代表の望月はるきさん=甲府市で、2018年8月18日午後4時5分、加古ななみ撮影

 LGBTの子どもたちの悩みに対応できる教職員が小中学校で育っていない--。静岡理工科大(静岡県袋井市)による「性的マイノリティー」に関する調査で現場が抱える問題が明らかになったが、望月はるきの名前で活動している山梨県在住の高校生(18)は「バイセクシュアル」であることを担任の女性教諭に打ち明け、同意がないまま周囲に広められた。「セクシュアリティーの悩みを打ち明けられる可能性があることを全ての先生に理解してほしい」と訴える。

 中学2年の頃、海外ドラマで「バイセクシュアル」という言葉を初めて知った。高校で同性の女性を好きになり、「自分は普通じゃない」という感覚に陥った。信頼していた担任の女性教諭に悩みを打ち明けたが後日、「主任や教頭に相談し、指示を仰いだ」と言われ、傷ついた。

 2016年11月、性的マイノリティーの高校生や大学生らが交流する団体「YOUTH」を組織したが、学校から「活動をやめて」「LGBTを校内で広めないで」と批判されて退学。現在は通信制の高校に通う。

 文部科学省は15年、教職員が性的マイノリティーの「良き理解者」になるよう求める通知を出したが、「先生の理解が進んでいない部分が多くある」と感じる。中学の時には男性教諭が、仲良くしていた男子生徒に向かって「お前らホモか」と声を掛けた場面に遭遇し、不快になった。

 高校で短期留学したオーストラリアの学校では、ズボンかスカートか制服を選ぶ際は本人の意思に委ねられ、「日本は遅れている」と思った。

 中学の頃に性の指向を自認した望月さんは、小中学校の生活が苦しかったと訴える性的マイノリティーに多く出会った。「望んでいない服装をするのがつらかった」「校則で髪形が決められていた」。悩みは男女を区分する傾向が強まる中学以降に深刻化する傾向にあると感じた。

 支援を受けるには「カミングアウト」が必要で、望月さんは「相当な勇気がいる。理解のある先生の存在が助けになる」と指摘する。【加古ななみ】

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